ポケモンの「ねごと」で出ないわざについて解説

最近なぜかドゴームを育成した。なぜバクオングではなくドゴームであるかにはちゃんとした理由があるが、ここでの本題ではないので書かない。

さて、ドゴームを育成する前にこんなコンボを考えていた。

1.「ねむる」。
2.「ねごと」で「さわぐ」を出してねむり状態解除。
3.「さわぐ」が収まったらまた「ねむる」。以下、繰り返し。

耐久力さえ高めればPPが尽きるまでこのコンボができるものだと思っていた(バクオングでやった方が明らかによいのだが、それは許されなかった)。しかしながら育成途中でこのコンボを試してみたところ、「ねごと」で出たわざは「ねむる」と「ハイパーボイス」だけで「ねごと」は出なかった。おかしいな、確率の問題なのかなと思い「ねむる」と「ハイパーボイス」を忘れさせ、ねむり状態で「ねごと」をしたところ、画面に表示された文字は「しかしうまくきまらなかった!」!

このことを育成日記に書いたら、掲示板PCCでがるさんから「『ねごと』では『さわぐ』に限らず、複数タ-ンかかるわざ、『ダイビング』など…は出ないようになってるらしいです。」との返信が。なに、そうだったのか!しかしその後に「 …と聞きました。私も全部試したわけじゃないので断言は出来ないんですが、参考までに。」とあった。

私も気になるところなのでちょっと実験してみた。

用意したポケモン

・ドゴーム(ねごと、さわぐ、ソーラービーム)

・ホエルコ(ねごと、ころがる、ダイビング、うずしお)

実験の手順

1.ドゴームとホエルコをそれぞれ野生ポケモンとの戦いでねむり状態にしてにげる。

2.レポートしてから、わざわすれじいさんで「ねむる」など不必要なわざを忘れさせる。

3.わざおしえマニア・わざマシン・ひでんマシンを使い、必要なわざを覚えさせる。

4.野生ポケモンとの戦いで「ねごと」を出す。

結果

ドゴームは「さわぐ」も「ソーラービーム」も出なかった。

ホエルコは「ころがる」と「うずしお」が出た。ただし、「ころがる」は最初の1ターンで終わった。「うずしお」の効果はその後のターンも持続した。わすれオヤジでこの両方のわざを忘れさせて「ダイビング」だけにしたところ、「ねごと」では出なかった。

推測

「さわぐ」が出ないことから、「あばれる」「はなびらのまい」「げきりん」など、数ターン攻撃するわざも出ないものと思われる。

「ソーラービーム」「ダイビング」が出ないことから、「かまいたち」「ロケットずつき」「そらをとぶ」「とびはねる」「ゴッドバード」「あなをほる」など2ターン目で攻撃するわざも出ないものと思われる。
(「ソーラービーム」は「ひざしがつよい」状態でも出ない)

「ころがる」が出たことから、「アイスボール」も出るものと思われる。ただし、その1ターンだけで終わる。

「うずしお」が出たことから、「しめつける」「まきつく」「すなじごく」「ほのおのうず」「からではさむ」など数ターン相手をにげられなくするわざも出るものと思われる。

応用

「ねこのて」と同じように、「ねごと」では出ないわざを入れて、「ねごと」によって出したいわざが出る確率を高めることができる。

例えば「ねむる」「ねごと」アズマオウで「つのドリル」が出る可能性を高めたい。4つ目のわざを入れないという手もあるが、攻撃わざが「つのドリル」だけでは心もとない。そこで「ダイビング」を入れてみる。すると、「ねごと」によって出るわざは「ねむる」と「つのドリル」だけで、「ダイビング」は出てこない。確率的には4つ目のわざを入れないのと全く同じである。

いろいろ考えてみたけど、現段階では上述のアズマオウ以外、あまり使えないような気がする。ホエルオーも「ねごと」と「じわれ」の同時遺伝が無理みたいだし(のちに♂親をドーブルにすることで可能となった)。

ちなみに「まもる」「ほえる」「カウンター」も出る。「まもる」は先攻なら効果は同じで、後攻は失敗。「ほえる」は先攻でも効果あり。「カウンター」は後攻なら効果は同じで、先攻だと無意味。

参考資料

複数ターンかかるわざ (○は「ねごと」で出るわざ、×は「ねごと」で出ないわざ)

×さわぐ、あばれる、はなびらのまい、げきりん、

○ころがる、アイスボール、

かまいたち、ロケットずつき、そらをとぶ、とびはねる、ゴッドバード、あなをほる、ダイビング、×ソーラービーム、

しめつける、まきつく、すなじごく、ほのおのうず、○うずしお、からではさむ

コラムでの一句

ドゴムくん ねごともやっぱり ハイパーボイス(字余り)

残念ながら不採用の一句

ドゴムくん ねごと→さわぐで おきちゃった

追記

以前、金・銀・クリスタル ジェネレーションの時にも「ねごとについて物申す」というコラムを書いた。そこの出だしではこのようなことを書いた。

「ねごと」について書く前に「ねごと」を使っている人にお聞きしたいことがある。「ねごと」を使って楽しいですか?面白いですか?

と。またこんなことも書いた。

「ねむる」「ねごと」戦術というものは、大いに流布している戦術である。誰もが使うような戦術に対して想像力や創造力が感じられないというのはおかしくなかろう。「ねむる」「ねごと」戦術に頼らなければもっと強い、もっともっと強くなれると思われるトレーナーは少なくない。その可能性を奪ってしまう陳腐な「ねむる」「ねごと」戦術を好きになることはどうしてもできない。

この思いは今でも変わらない。しかしそれは金銀ク版での話である。

ルビー・サファイアになってから「ねごと」に関する効果がいろいろと変わった。まず、「ねごと」のわざマシンがなくなった。金銀ク版ではわざマシンがあり、「ねむる」のわざマシンもあったので、「ねむる」「ねごと」戦術は実にありふれていた。しかしながら、ルサ版ではわざマシンがなくなったため、「ねごと」を覚えることはそのポケモンの個性となった。しかしながら最大の変化は、「ねごと」で「ねむる」が出た場合の効果が変わったことであろう。金銀ク版では「ねむる」が成功しHPが全快した。しかし、ルサ版になってからは「すでにねむっている」と表示され、「ねむる」で全快することができなくなった。もしこれが金銀ク版でも同じ効果であったなら、あれだけ多くのトレーナーがねむねご戦術を使うことはなかったであろうし、私も嫌うことはなかったはずだ。

「ねごと」を覚えることがそのポケモンの個性に変わったこと、「ねごと」で出る「ねむる」の効果がなくなったこと、この2つの大きな要因によって、私はルサ版でのねむねごコンボは一般のコンボと同様に認めることができるようになった。ねむねごコンボは金銀ク版の時のような陳腐な戦術ではなく、非常に個性的な戦術である。ただし、バトルタワーでのアズマオウは勘弁してほしい。

ところで以前「(金銀ク版において)「ねごと」で出る「ねむる」の効果は単にオプションにすぎない」という趣旨の発言をした人がいた。この人にとってはルサ版において「ねごと」で「ねむる」が出ても別にデメリットではないというわけだ。今でもねむねご戦術を使っているかな?覚えるポケモンが微妙というのはナシね。