ストーリー |
キャラクター |
グラフィック |
音楽 |
A |
B |
C |
A |
システム |
やりこみ度 |
難易度 |
総評 |
C |
B |
☆☆☆ |
B |
・レビュー
親世代と子世代に別れているFE。もともとFEとして作られてはいなかったということで、暗黒竜や紋章とはまた少し変わったシステムが印象的。
一番の特徴はやはり、異性のユニット間で自由に恋愛ができるということ。 序章から5章までは親世代、6章から終章までが子世代となっていて、親世代のユニットの子供が子世代で操作するユニットになる、というシステム。 親によって子の能力が変わるので、誰と誰をくっつけるか、アイテムやスキルの引き継ぎはどうしようか、など、考える楽しみが多い。 もちろん周回プレイでは違う組み合わせを試す楽しみがあり、周回する毎にOPのデモが追加されていくという小ネタもある。 こういった予定を立ててやりくりすることが好きな人には特に向いているFEだろう。
システム面での他の特徴は、武器や道具の交換が直接できなかったり、ゴールドを個人で持ったり、3すくみ、スキルが初登場したりなど。 また、ユニットの移動範囲の表示の他に攻撃範囲も表示されたこともポイントで、インターフェイスは現在のFEの仕様にかなり近付いた。
そして二世代に渡る壮大なストーリーと広大なマップなど、スケールが大きいのも特徴的。 親世代のラストは良くも悪くも非常に印象に残るもので、驚いたプレイヤーも多いだろう。
また、ストーリーを盛り上げる音楽が素晴らしい出来。 1つの章が長いためか章ごとにマップのBGMが切り替わる仕様になっており、ストーリー展開やマップに合ったBGMが多い。 特に人気が高く、個人的にもお気に入りなのは2章、3章、5章、10章、終章あたり。
欠点としてはゲームバランスが良くないこと。武器の重さを補うシステムがまだ存在していないため、重い武器の使い勝手が非常に悪いものになっている。 よって全体的に軽い剣が非常に強く、全体的に重い斧が非常に弱い。 また伝説の武器(神器)はその名に恥じない強さを持ち、装備中はほぼ無敵になるものも少なくない。 神器を使えるユニットは固定なので、これらの強力な武器を使えるユニットと使えないユニットとの間の格差が大きいという欠点が目立つ。 スキル面や武器でなんとかなっているユニットもいるが、全体的に斧使いは厳しい性能。
難易度に関しては、毎ターンセーブが可能なのでやり直しがしやすい。 これがなかったら結構な難易度になっていただろうが、このおかげで難易度はそれほどでもない。
まとめとしては、壮大なストーリーや音楽を楽しみたいという人、カップリングを考えるのが好きな人におすすめ。 システムが独特なので、熱中できるかどうかはシステム面を気に入るかどうかが結構重要。 |